執事と共に日常を。
「それで、どうしてここに?」

「そこの料亭で食事をしていたのよ」


通りの向かい側の高級料亭を指差した。


「大旦那さまは?一緒に御食事を……」

「いろいろあって、お祖父様は先に帰られたわ」

「それは……」


自分だけ楽しく食事をしていたことに、少しだけ罪悪感を感じる。
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