執事と共に日常を。
折り紙は、恵理夜の考え事をするときの癖だ。

整理したいことを走り書きし、そのメモで折り紙をするのだ。

春樹は、一つのアヤメの花びらに不穏な言葉が書かれているのに眉を寄せた。


――自殺・止まっていたエンジン・死んだ理由


嫌な予感がした。
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