執事と共に日常を。
恵理夜は、その手を握って歩き出した。


「きゃっ」


しかしすぐに恵理夜は、暗くなった足元の何かに躓いた。


「恵理夜様っ」


咄嗟に、春樹の腕が恵理夜を支える。

そして、ゆっくりと安全な道に導くように恵理夜と繋いだ手を引く。
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