執事と共に日常を。
「家にいるときもコンタクトなのか」

「ううん、眼鏡だったんだけど、ベッドのなかでつぶしちゃったー」


と笑う彼女に、変ってないな、と春樹はため息をついた。


「でも、まさか眼鏡屋さんで再会とはねー」


恵理夜の計らいで春樹にも休日は与えられている。

それを利用して壊れた眼鏡の新調に来ていたのだ。

眼鏡が完成するまでの時間を、二人でつぶしていると言う訳だ。
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