妖魔06~晴嵐~
「とても、危険な状態だよ。ジャスミン、どうしたの?」
「ああ」
俺は事情を話した。
「兄さんを、守ってくれたんだ」
「そうだな」
「ジャスミンが、生きててくれて、良かった」
ジャスミンの無事に安心して、涙する。
千鶴が妖魔に近い姿になっていないのは、ジャスミンとのシンクロが低いからだろうか。
「すまない。お前も悩んでいる時に」
「いいの。ジャスミンが無事でいてくれるなら、私、何だってする」
「そうか」
ジャスミンは再び体を失ってしまった。
俺を助けるために。
何故、俺を助けたのか。
自分よりも俺が必要だと思ったのか。
「ジャスミン、千鶴、ありがとう」
俺は座り込む。
「今日は、ここにいてもいいか?」
「大体、考えもまとまったから、いいよ」
笑顔を見せた後に、千鶴は床に就いた。
向こう側の人たちの事も気になったが、今はジャスミンや千鶴の傍にいたかった。
俺は寝る事なく、明日の事を考える。
ついに、決戦の日が来てしまう。
恐怖がないわけではない。
しかし、使命感が強かった。
俺は、超えるべき壁を超えるときが来たのだ。
「ああ」
俺は事情を話した。
「兄さんを、守ってくれたんだ」
「そうだな」
「ジャスミンが、生きててくれて、良かった」
ジャスミンの無事に安心して、涙する。
千鶴が妖魔に近い姿になっていないのは、ジャスミンとのシンクロが低いからだろうか。
「すまない。お前も悩んでいる時に」
「いいの。ジャスミンが無事でいてくれるなら、私、何だってする」
「そうか」
ジャスミンは再び体を失ってしまった。
俺を助けるために。
何故、俺を助けたのか。
自分よりも俺が必要だと思ったのか。
「ジャスミン、千鶴、ありがとう」
俺は座り込む。
「今日は、ここにいてもいいか?」
「大体、考えもまとまったから、いいよ」
笑顔を見せた後に、千鶴は床に就いた。
向こう側の人たちの事も気になったが、今はジャスミンや千鶴の傍にいたかった。
俺は寝る事なく、明日の事を考える。
ついに、決戦の日が来てしまう。
恐怖がないわけではない。
しかし、使命感が強かった。
俺は、超えるべき壁を超えるときが来たのだ。