妖魔06~晴嵐~
陣
時間が刻々と過ぎていき、朝になる。
立ち上がり、窓の外を見ても世界は変わらない。
霧が濃くなっているようにも思える。
「いよいよ、か」
世界も終わりを告げようとしているようだ。
妖魔の里は無事だろうか。
千鶴を見る。
眠れずに疲れていたのか爆睡しているようだ。
「時間か」
千鶴の答えを待つか。
そのために、俺は千鶴と会う事にしたのだからな。
千鶴が昔から愛用している勉強机に座る。
「ジャスミン、お前の愛って奴は偉大だぜ」
千鶴の姿が黒い鎧を身に着けた。
「あなたに褒められても嬉しくはないのだけどね」
横になっていた体を起こす。
ジャスミンが千鶴の体を支配したのだろう。
「無茶はするな」
一日やそこらで負担が減るわけがない。
「そこは問題じゃない。この後の事よ」
「お前は、来るのか?」
「姉さんが行くならね」
「千鶴は?」
「本人に直接聞けばいいんじゃない」
多分、同じ体にあるジャスミンは答えをしっているだろう。
「そうか」
「どっちにしても、私は姉さんや千鶴を守るけどね」
最初から決めてたといわんばかりの台詞である。
立ち上がり、窓の外を見ても世界は変わらない。
霧が濃くなっているようにも思える。
「いよいよ、か」
世界も終わりを告げようとしているようだ。
妖魔の里は無事だろうか。
千鶴を見る。
眠れずに疲れていたのか爆睡しているようだ。
「時間か」
千鶴の答えを待つか。
そのために、俺は千鶴と会う事にしたのだからな。
千鶴が昔から愛用している勉強机に座る。
「ジャスミン、お前の愛って奴は偉大だぜ」
千鶴の姿が黒い鎧を身に着けた。
「あなたに褒められても嬉しくはないのだけどね」
横になっていた体を起こす。
ジャスミンが千鶴の体を支配したのだろう。
「無茶はするな」
一日やそこらで負担が減るわけがない。
「そこは問題じゃない。この後の事よ」
「お前は、来るのか?」
「姉さんが行くならね」
「千鶴は?」
「本人に直接聞けばいいんじゃない」
多分、同じ体にあるジャスミンは答えをしっているだろう。
「そうか」
「どっちにしても、私は姉さんや千鶴を守るけどね」
最初から決めてたといわんばかりの台詞である。