妖魔06~晴嵐~
周りが見えない。
俺は懐を探り、タバコの箱を見つける。
その中には、ライターが完備されているようだ。
親父が何気に気を利かせてくる。
「よし」
着火させて、前にいる人の女の子の顔を見る。
「美咲」
「本当、びっくりしたね」
美咲が苦笑する。
「ちょっと、姉さんはどこよ?」
少し離れた場所から、ジャスミンの声がする。
「ジャスミン、お前もいてくれたのか」
「そんな事よりも、姉さんいないの?」
「見たとおり、逸れたよ」
「どうにかしてよ!姉さんのニオイがないと、耐えられないわ」
「はあ」
頭痛がなりやまない。
「ジャスミンって、すごくお姉さん思いなんだね」
美咲が関心したように台詞を吐いた。
「思いじゃなくて、愛してるのよ」
真剣な表情(といっても鎧を着てるのでよくわからない)で言う。
「美咲、もう放っておいてやってくれ」
正真正銘の愛だが、一つ間違えば以前のようなものになる。
今が一番いい塩梅だというところだ。
「とりあえず」
全体を見渡すと、奥は通路のような物になっているようだ。
「行くか」
「うん、そうだね」
「姉さん、私はここよ!」
一名を放置プレイしておきたかったが、千鶴の体でもあるので引っ張りながら前へと進む事になった。
俺は懐を探り、タバコの箱を見つける。
その中には、ライターが完備されているようだ。
親父が何気に気を利かせてくる。
「よし」
着火させて、前にいる人の女の子の顔を見る。
「美咲」
「本当、びっくりしたね」
美咲が苦笑する。
「ちょっと、姉さんはどこよ?」
少し離れた場所から、ジャスミンの声がする。
「ジャスミン、お前もいてくれたのか」
「そんな事よりも、姉さんいないの?」
「見たとおり、逸れたよ」
「どうにかしてよ!姉さんのニオイがないと、耐えられないわ」
「はあ」
頭痛がなりやまない。
「ジャスミンって、すごくお姉さん思いなんだね」
美咲が関心したように台詞を吐いた。
「思いじゃなくて、愛してるのよ」
真剣な表情(といっても鎧を着てるのでよくわからない)で言う。
「美咲、もう放っておいてやってくれ」
正真正銘の愛だが、一つ間違えば以前のようなものになる。
今が一番いい塩梅だというところだ。
「とりあえず」
全体を見渡すと、奥は通路のような物になっているようだ。
「行くか」
「うん、そうだね」
「姉さん、私はここよ!」
一名を放置プレイしておきたかったが、千鶴の体でもあるので引っ張りながら前へと進む事になった。