妖魔06~晴嵐~
奥に進むが、暗闇のままで変わりはない。
クルトの以外のニオイは胸糞が悪くなりそうだ。
里にいれば、絶対に味わう事はない。
「まさか、人間よりも性質の悪いクソがいたとはな」
悪態をつきながら、歩き続ける。
前は見えないが、壁にぶつからないところ一本道だ。
そして、俺とクルトとの距離は一定だ。
足の長さからしてクルトが早足で歩こうが、すぐに追いつく。
しかし、馬鹿なのか?
もし、クルトの言う敵がいたとして、何も見えない状態で早足で歩くという事は、次への反応が少し遅れるという事だ。
俺を先に行かせていれば、自分の行動に無駄がなくなるのだがな。
「どうでもいい」
クルトがどうなろうが、最終的に辿り着けばいい話だ。
里には燕を残してきた。
俺が油断した隙に、自分に俺の子供を身ごもらせるアホをな。
霧の影響を受けさせないために、笹原妹に渡された呪符を渡しておいた。
いくら燕でも、自分の意思がなくなる事は不本意だろう。
俺だって、不本意だ。
燕にはまだまだ言い足りない事だってある。
燕を生かすためには、早く解決を図って戦うしかないだろう。
今、改革派は存在しないが、俺は常に改革派の心を持っている。
今の世界が自分の子に向いているかどうかといえば、違う。
改革させ、自分の子が住みやすい世界を築かなければならない。
その時には人間のいない世界であればいい。
いつの話になるかは分らないがな。
クルトの以外のニオイは胸糞が悪くなりそうだ。
里にいれば、絶対に味わう事はない。
「まさか、人間よりも性質の悪いクソがいたとはな」
悪態をつきながら、歩き続ける。
前は見えないが、壁にぶつからないところ一本道だ。
そして、俺とクルトとの距離は一定だ。
足の長さからしてクルトが早足で歩こうが、すぐに追いつく。
しかし、馬鹿なのか?
もし、クルトの言う敵がいたとして、何も見えない状態で早足で歩くという事は、次への反応が少し遅れるという事だ。
俺を先に行かせていれば、自分の行動に無駄がなくなるのだがな。
「どうでもいい」
クルトがどうなろうが、最終的に辿り着けばいい話だ。
里には燕を残してきた。
俺が油断した隙に、自分に俺の子供を身ごもらせるアホをな。
霧の影響を受けさせないために、笹原妹に渡された呪符を渡しておいた。
いくら燕でも、自分の意思がなくなる事は不本意だろう。
俺だって、不本意だ。
燕にはまだまだ言い足りない事だってある。
燕を生かすためには、早く解決を図って戦うしかないだろう。
今、改革派は存在しないが、俺は常に改革派の心を持っている。
今の世界が自分の子に向いているかどうかといえば、違う。
改革させ、自分の子が住みやすい世界を築かなければならない。
その時には人間のいない世界であればいい。
いつの話になるかは分らないがな。