妖魔06~晴嵐~
紡ぐ世界
常世の底からこんにちわ
俺達は先の道を歩き続けた。
全員が黙ったままで、口を開こうとはしない。
そして、俺達は再び出会った。
「お前達」
左側からはクルトだけ。
右側からはアカ・マナフと子鉄。
全て、一人ずつ減っている。
「刃とロベリアは、どうしたんだ?」
クルトは涙の後を残してうつむき加減である。
「クルト、何か知ってるのか?」
「死んだだ。あいつは、オラのせいで、死んだんだ」
歯をむき出しにしながら、苦しそうな顔を見せる。
「そうか」
事情をよく知らない俺達は、何もいえなかった。
「ロベリアは生きてるけど、体はないわ」
子鉄が答える。
「子鉄、お前」
「アタシはロベリアと契約した。今はアタシの中にロベリアがいるわ」
「そうか、無事に契約できたんだな」
「丞ちゃんの役に立ちたいって思う気持ちが一緒だったみたいね」
アカ・マナフを見ると、服が赤く染まっている。
「お前、無事なのかよ?」
「おや、私を気遣ってくれるとは、お優しい葉桜君の気持ちで満たされますね」
「気持ち悪い事を言うんじゃねえよ」
怪我をしてようとも、相変わらずだ。
「丞ちゃん、美咲はどうしたのよ?」
子鉄が俺に問いかける。
「俺は、あいつを守れなかった」
全員が黙ったままで、口を開こうとはしない。
そして、俺達は再び出会った。
「お前達」
左側からはクルトだけ。
右側からはアカ・マナフと子鉄。
全て、一人ずつ減っている。
「刃とロベリアは、どうしたんだ?」
クルトは涙の後を残してうつむき加減である。
「クルト、何か知ってるのか?」
「死んだだ。あいつは、オラのせいで、死んだんだ」
歯をむき出しにしながら、苦しそうな顔を見せる。
「そうか」
事情をよく知らない俺達は、何もいえなかった。
「ロベリアは生きてるけど、体はないわ」
子鉄が答える。
「子鉄、お前」
「アタシはロベリアと契約した。今はアタシの中にロベリアがいるわ」
「そうか、無事に契約できたんだな」
「丞ちゃんの役に立ちたいって思う気持ちが一緒だったみたいね」
アカ・マナフを見ると、服が赤く染まっている。
「お前、無事なのかよ?」
「おや、私を気遣ってくれるとは、お優しい葉桜君の気持ちで満たされますね」
「気持ち悪い事を言うんじゃねえよ」
怪我をしてようとも、相変わらずだ。
「丞ちゃん、美咲はどうしたのよ?」
子鉄が俺に問いかける。
「俺は、あいつを守れなかった」