妖魔06~晴嵐~
俺は闇の力を飛ばそうとする。
しかし、技が出ない。
「こんな時に」
先ほど使いすぎたせいで、枯渇しかかっているのか。
一度、時間を稼ぐしかないようだ。
そうこうしている内に、クルトは消失した。
「クルト、くそ!」
「安心、しろ、奴はまだ、力は出していない」
声を出したのは、倒れている学ランだ。
手を上げているところ、クルトを転移させたのか。
「お前、何で」
「一度目の借りを、返しただけだ。そして、二度目の、借りも、返す」
「ちょっと、待てよ!」
俺達の体は転移し始める。
学ランは無表情のまま目を閉じるのが、視界に入った。
しかし、技が出ない。
「こんな時に」
先ほど使いすぎたせいで、枯渇しかかっているのか。
一度、時間を稼ぐしかないようだ。
そうこうしている内に、クルトは消失した。
「クルト、くそ!」
「安心、しろ、奴はまだ、力は出していない」
声を出したのは、倒れている学ランだ。
手を上げているところ、クルトを転移させたのか。
「お前、何で」
「一度目の借りを、返しただけだ。そして、二度目の、借りも、返す」
「ちょっと、待てよ!」
俺達の体は転移し始める。
学ランは無表情のまま目を閉じるのが、視界に入った。