妖魔06~晴嵐~
三度間合いに入り、乾さんのナイフを捌きます。
しかし、乾さんのもう一本のナイフが上段から私に襲い掛かります。
右の足裏に生成したナイフで乾さんの襲い掛かる腕を刺しました。
そこから、左足で彼女の顎をジャストミートで蹴ります。
乾さんは右方向へと飛び、地面に倒れこみました。
「にゃ、気を失ったかにゃ?」
「どうでしょう」
彼女が起きてくる気配はないようです。
琴さんがおっしゃるとおり、気を失ったのでしょう。
私は膝をつきます。
「すごい、傷にゃ」
「死地へと近づきすぎたかもしれませんね」
乾さんが何故、気に触れてしまったのかは知りませんが、私としてはありがたい状況でしたね。
「傷を見せるにゃ」
「おや、傷に興味があるんですか?」
琴さんは胸に出来た傷を見て、顔をゆがませます。
顔の表情を自ら変えられる琴さんは最新型といってもいいです。
「これなら、まだ間に合うにゃ」
琴さんは魔方陣を枝を使って両手で描いていきます。
「ふう、ちょっと疲れたにゃ」
みると、琴さんの体を包む光が薄れてきています。
「なるほど」
私は魔方陣を消しました。
「な、な、何をするにゃ!」
「すいません、立派な魔法陣をみて、あなたの動きをもう一度見たいと思いまして」
「どういう理屈にゃ!」
しかし、乾さんのもう一本のナイフが上段から私に襲い掛かります。
右の足裏に生成したナイフで乾さんの襲い掛かる腕を刺しました。
そこから、左足で彼女の顎をジャストミートで蹴ります。
乾さんは右方向へと飛び、地面に倒れこみました。
「にゃ、気を失ったかにゃ?」
「どうでしょう」
彼女が起きてくる気配はないようです。
琴さんがおっしゃるとおり、気を失ったのでしょう。
私は膝をつきます。
「すごい、傷にゃ」
「死地へと近づきすぎたかもしれませんね」
乾さんが何故、気に触れてしまったのかは知りませんが、私としてはありがたい状況でしたね。
「傷を見せるにゃ」
「おや、傷に興味があるんですか?」
琴さんは胸に出来た傷を見て、顔をゆがませます。
顔の表情を自ら変えられる琴さんは最新型といってもいいです。
「これなら、まだ間に合うにゃ」
琴さんは魔方陣を枝を使って両手で描いていきます。
「ふう、ちょっと疲れたにゃ」
みると、琴さんの体を包む光が薄れてきています。
「なるほど」
私は魔方陣を消しました。
「な、な、何をするにゃ!」
「すいません、立派な魔法陣をみて、あなたの動きをもう一度見たいと思いまして」
「どういう理屈にゃ!」