妖魔06~晴嵐~
「その意思を終わらせよう」
イヴァンが左腕を上げる。
「え?」
子鉄の左腕が吹っ飛んだ。
「が、あああああ!」
片腕を抑えながら膝をついた。
心臓を狙わないのは、まだ完全に融合していないからかもしれない。
「もう一本の腕もなくなれば、お前達の希望は潰えるか」
子鉄の右腕が失ってしまったら、終わってしまう。
『くそ、琴、まだなのか!』
刹那、龍姫の背後に空間が開き、子供達が飛び出してくる。
その後を追うように、摩耶と琴とクルトが現れた。
「丞ちゃん!待たせたにゃ!」
琴は龍姫の下へと走り出す。
「何なん、ここ」
摩耶は戸惑いを隠せないでいるようだ。
クルトの顔にも戸惑いはあるが、しっかりと敵を見据えていた。
「戻ってきたところで希望は潰えるだけだ」
ターゲットは変わらず、子鉄に向いている。
「クルト!奴の空間の前に穴を開けるのじゃ!」
「オラは、オラは、間違えないだ!」
クルトが目を見開くとイヴァンの前に存在する何かが消えた。
「丞ちゃん、行くわよ!」
「残念だが、そうはならない」
投げるモーション途中で、子鉄の右腕も吹っ飛んでしまう。
イヴァンが左腕を上げる。
「え?」
子鉄の左腕が吹っ飛んだ。
「が、あああああ!」
片腕を抑えながら膝をついた。
心臓を狙わないのは、まだ完全に融合していないからかもしれない。
「もう一本の腕もなくなれば、お前達の希望は潰えるか」
子鉄の右腕が失ってしまったら、終わってしまう。
『くそ、琴、まだなのか!』
刹那、龍姫の背後に空間が開き、子供達が飛び出してくる。
その後を追うように、摩耶と琴とクルトが現れた。
「丞ちゃん!待たせたにゃ!」
琴は龍姫の下へと走り出す。
「何なん、ここ」
摩耶は戸惑いを隠せないでいるようだ。
クルトの顔にも戸惑いはあるが、しっかりと敵を見据えていた。
「戻ってきたところで希望は潰えるだけだ」
ターゲットは変わらず、子鉄に向いている。
「クルト!奴の空間の前に穴を開けるのじゃ!」
「オラは、オラは、間違えないだ!」
クルトが目を見開くとイヴァンの前に存在する何かが消えた。
「丞ちゃん、行くわよ!」
「残念だが、そうはならない」
投げるモーション途中で、子鉄の右腕も吹っ飛んでしまう。