妖魔06~晴嵐~
『モード:真刀』

両手に青光剣を出す。

「うおおおお!」

さらに闇の能力を付加させる。

俺は袈裟斬りを行うが、イヴァンはそれを回避する。

イヴァンの背後から腕が生えると、吟に伸びていく。

俺は腕を斬るが、隙が出来た事により殴られる。

だが、倒れそうな体勢のままで他の腕を切る。

「俺は、俺は!」

何度伸ばそうとも、俺はそれを切り刻む。

「守ると、言ったんだ!」

「弱き妖魔である事は、変わりない。『空』」

再び亜空間を開き出てくるのは、吟の隣だ。

吟は回避するが、俺の攻撃が間に合わずいくつもの手が亜空間から現れる。

「させるかよ!『転』!」

そこに現れたのは、増長だった。

ハゲで、タンクトップに迷彩のズボンをはいている。

「ギャハハ、お前がまた俺を呼ぶとはなあ!」

「増長、お前の力を今すぐかしやがれ!」

「ほう、俺を閉じ込めてた奴の台詞かあ?」

「お前の好きな戦いが前に待ってる、文句あるかよ!」

「ギャハハハハハハ!都合のいい野郎だが、楽しませるなら契約してやる」

「契約!」

増長の姿が消え、俺の鎧に赤の変化が現れる。
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