妖魔06~晴嵐~
「嘘も方便、優しい嘘っていう言葉もあるわーさ」
『君には気持ち悪くて使う気がしない』
「酷いわーん、これでもあんたの事は気遣っているのにーん」
『反吐が出るので止めていただきたい』
「本当、辛口だわーん。しかし、あんたもよく俺に力を貸したのねーん」
『興味がない。敵も、味方も、全て。力を使いたければ、使えばいい。滅ぼしたければ、滅ぼせばいい』
「正直ねーん。まあ、嫌いでは、ないわーん」
タバコを携帯灰皿に押し付けた。
ライフルのケースを持ち上げ、屋上から降りる。
「さて、隊長さんは、上手くやってるかしらーん」
『やらなければ、君たちの部隊は終了する』
「残りは俺達二人なのよねーん。他のは全部おじゃーん」
テンプルナイツはジャックを隊長とする組織である。
退魔師とは同盟を組んでいたものの、ミールオルディンによって組織は壊滅し、ジャックが行方不明になった事により同盟は破棄。
ミールオルディンから逃げ延びたのは、ジャックとロックの二人だけになった。
しかし、物資を蓄え傷も完治した今、再び動き始めたのだ。
『負け戦だ』
「前回は内部からの情報操作によって出遅れた部分はあるけれど、今回はパターンが違うわーん。今の隊長は、いつもの数倍マジだわーん」
『マジだと、何が違う?』
「愚問ねえーん。隊長がマジだっていう時は、必ず仕留めるって事なのよーん」
ロックは売店に寄った。
「あ、コーヒー牛乳とか置いてるのーん?」
「少し待ってね」
おばちゃんがしゃがみこむ。
『のんびりしてるな』
「分かってるわーん」
店員が目を離した隙に、ロックが店の中に入る。
そして、しゃがんでいるおばさんに銃口を突きつけた。
『君には気持ち悪くて使う気がしない』
「酷いわーん、これでもあんたの事は気遣っているのにーん」
『反吐が出るので止めていただきたい』
「本当、辛口だわーん。しかし、あんたもよく俺に力を貸したのねーん」
『興味がない。敵も、味方も、全て。力を使いたければ、使えばいい。滅ぼしたければ、滅ぼせばいい』
「正直ねーん。まあ、嫌いでは、ないわーん」
タバコを携帯灰皿に押し付けた。
ライフルのケースを持ち上げ、屋上から降りる。
「さて、隊長さんは、上手くやってるかしらーん」
『やらなければ、君たちの部隊は終了する』
「残りは俺達二人なのよねーん。他のは全部おじゃーん」
テンプルナイツはジャックを隊長とする組織である。
退魔師とは同盟を組んでいたものの、ミールオルディンによって組織は壊滅し、ジャックが行方不明になった事により同盟は破棄。
ミールオルディンから逃げ延びたのは、ジャックとロックの二人だけになった。
しかし、物資を蓄え傷も完治した今、再び動き始めたのだ。
『負け戦だ』
「前回は内部からの情報操作によって出遅れた部分はあるけれど、今回はパターンが違うわーん。今の隊長は、いつもの数倍マジだわーん」
『マジだと、何が違う?』
「愚問ねえーん。隊長がマジだっていう時は、必ず仕留めるって事なのよーん」
ロックは売店に寄った。
「あ、コーヒー牛乳とか置いてるのーん?」
「少し待ってね」
おばちゃんがしゃがみこむ。
『のんびりしてるな』
「分かってるわーん」
店員が目を離した隙に、ロックが店の中に入る。
そして、しゃがんでいるおばさんに銃口を突きつけた。