妖魔06~晴嵐~
眼差し
目覚めれば、暗闇の中だった。
とても狭い位置に横たわっている。
今、自分の体かもどうかも解らない。
「ここは、どこだ?」
拳で真上を叩いてみるが、硬い。
体を入れ替えたりすることも出来ない。
「何とか、ならないか」
両の掌で押したり滑らせたりしてみると、床が動いた。
そして、出てきたのは静けさが漂う場所である。
周囲を見渡すと、ロッカーのような場所から出てきたようだ。
「遺体安置所ってところか」
自分の心臓に手をあててみる。
鼓動はしていない。
どうやら、生き返ったというわけではないらしい。
だが、身体は動く。
「十分だ」
俺は、裸のようだ。
寒さは感じない。
死体と同じだから、当たり前っちゃ当たり前か。
「それより、服が欲しいぜ」
今の状態のままなら、捕まってもおかしくはない。
誰かがこない内にここから出ないと酷い目に合いそうだ。
しかし、周囲を見渡しても服はない。
「く、やばいぜ」
とりあえず、傍にあった布を体に巻きつけた。
その瞬間に、白衣の人物が部屋の中へと入ってくる。
「あ」
とても狭い位置に横たわっている。
今、自分の体かもどうかも解らない。
「ここは、どこだ?」
拳で真上を叩いてみるが、硬い。
体を入れ替えたりすることも出来ない。
「何とか、ならないか」
両の掌で押したり滑らせたりしてみると、床が動いた。
そして、出てきたのは静けさが漂う場所である。
周囲を見渡すと、ロッカーのような場所から出てきたようだ。
「遺体安置所ってところか」
自分の心臓に手をあててみる。
鼓動はしていない。
どうやら、生き返ったというわけではないらしい。
だが、身体は動く。
「十分だ」
俺は、裸のようだ。
寒さは感じない。
死体と同じだから、当たり前っちゃ当たり前か。
「それより、服が欲しいぜ」
今の状態のままなら、捕まってもおかしくはない。
誰かがこない内にここから出ないと酷い目に合いそうだ。
しかし、周囲を見渡しても服はない。
「く、やばいぜ」
とりあえず、傍にあった布を体に巻きつけた。
その瞬間に、白衣の人物が部屋の中へと入ってくる。
「あ」