ゴハンの上にマネヨーズ
目の前に座っていた女子高生がいつの間にか立ち上がり、僕の鼻っ柱に自分の首筋を擦り付けるようにして、僕の耳の穴に熱い舌を出し入れしていた。

僕の耳が唾液でびちゃびちゃになると、女子高生はしゃがみ込んで僕のズボンのチャックを引き下ろし、トランクスの中に手を突っ込んだ。

女子高生は、僕の勃起したチンコをかなり乱暴に掴み、少し痛いくらいに一気に引き出した。

ラメの入った付け爪が光る小指を立てながら、女子高生は僕のチンコを強く握り、上目遣いに見上げたかと思うと、困惑した表情を浮かべる僕に構うことなく、一気にチンコをくわえ込んだ。

先端に感じた、ぬるっとした暖かさは、一気に根元まで達し、僕は思わず腰を引いた。

女子高生は、ガクガクと頭を小刻みに動かし、唾液を絡ませた右手でヌルルン、ヌルルン、と僕のチンコをしごき上げ、左手は自分のパンツの中に突っ込んで、手よりもむしろ腰を動かして、ヌチャヌチャと音が聞こえるくらい激しくマンコを掻き回した。

女子高生の露になった内股には多量の分泌液が付着し、鈍い光を放っていた

――というようなことはあるはずもなく、僕はただ目の前の女子高生の、白く輝く生足に欲情して、股間をテントのようにしているだけだった。

 その頃の僕の毎日といったら、いつもこんな感じだった。

毎日少しずつ、何かに対する希望を失っていくようだった。

 緩やかな絶望ほどたちの悪いものはない。

気が付いたときには、何に絶望しているのかも分からないほど希望を失ってしまう。

僕は、妄想でさえも、正確に言うと、妄想の中にある空虚な希望でさえも手元に置いておきたい、と思った。

 そんなものが、いったい何の役に立つのかはわからなかったけれど、緩やかに膨らんでいく恐怖心を和らげることくらいは出来ると思った。
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