愛する、ということ。
覚めて見る夢
《どこに狩り行く?》

《いやあ、今から仕事よ》

《ok。パーティーだけ組んでくれる?》



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ここは、とある世界。
目の前のやや大きなBOXの中にその世界は広がる。


《あ、そうそう。今日うちのグループに入りたいっていう奴等がいてな》

《へえ。何人ぐらい?》

《五人、かな?ま、敵対グループだったトコロからですがね(笑)》
《まじでか!(笑)後で会わせてね》

《入れるん?【グループに】》

《ま、いいじゃん。たのしけりゃ》

《さすが、グループMASTER》


カチカチッ…


一通りの会話が終わると、グループMASTERと呼ばれた彼女は、脇にあるタバコに火をつけた。


「ふぅ…。また、面子が増えるのか」


それは、決してその世界には届かない現実の声。


「敵対グループって…」


カチカチと、BOXの世界を見渡す。


「あ。仕事行かなきゃだった」



BOXの端にあるデジタル時計を見ると、よいしょと重い腰を上げた。


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