下くちびる
15才だった。
中学3年生。



聞いたことあるような話。

  ‘レイプ’


自分はないと思っていた。

いざとなれば何とか逃げれると。
逃げれない。


押す力。


     強い!
      逃げられない!

 殺されたくない!


終れ、
おわれ、おわれ、
 オワレオワレ


  オワレ・・・



ハヤク
   ハヤクハヤク!!





全身に感じてた。

その男の脈動。
生々しく、
嫌悪感しか無い。


世の中の男性全てに
失望できるような。









どうやってかえったかは
覚えていない。

とにかく、
嫌悪感、
罪悪感。

!!罪悪感!!


両親に知らるのが嫌で、
いつも通りの顔で帰宅した。

でも、心は死んでいた。
もう、なんだっていい。










今まで真っ白だったキャンパスが、




取り返しの付かない程

汚れてしまった。




ここまで汚れたんだから、

もう、なんだっていい。






もう、汚れまくってしまえ。
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