君の生きる理由になる
「ただ君は、未成年だ。きっと様々なことに興味が湧くだろう。」
「それはどういう意味ですか?」
「例えば好きな人が出来たときの感情の動きや心情も時には命取りになる可能性がある。」
「………」
「そして、その先もだ。」
「先…ですか?」
「………結婚を考えても、考えなくても、きっと君くらいの年の子は人一倍、性に感心が強いだろう。」
「それ……っていうのは…」
「激しい運動は避けなければいけないし、」
「分かってます。……とりあえず、自分の中で制御はしてます。」
先生が言いたいことは分かる。
一回のことでも私には命を落とす可能性がある。