好きすぎだぁ~りん



「え?何?」

「ちょっと待ってて!」


そう言って斗真はどこかへ消えた。

「えー…」


せっかくキュンてしたのに何それー。
…ってか私キュンてしてたの?
神谷斗真に!?ありえない!


首をふるふるしてると頭に何か固いものが当たった。


「血出てたから、絆創膏。」

ふと自分の脚を見たらたった少しの擦り傷。

「えーこれくらい大丈夫なのにぃ」

私は笑ってしまった。
彼はほっぺを少し膨らませながら「笑うなー」と拗ね、私の脚に絆創膏を貼ってくれた。


「ありがとうね、斗真。」


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