幼なじみの二人。*+ -完-

光を見つけたのは、みんながまず見つけて、その5分後ぐらいに、俺もそこに着いた。

光が居たのは、楽屋の前だったんだ……
ここのビル全体的に探さなくてよかったんだ……;;


「光ちゃん…」

秋が前に居る二人の光景に唖然としていた。

昨日と同じ光景。。

泣いている光を、隆弥が抱きしめているんだ……

俺の胸は無意識のうちにチクリと痛んでいた。

「光、どうしたんだよっ?!
急に、走り出したりなんかしてっ!?」

俺は平然を保ち、声が震えているのを気づかれないようにしようと、頑張った…

言い終わった後、すぐに隆弥が光の耳を塞いだ。

そして……
俺にこんな事を言ってきたんだ…


「輝。
早くしないとこの子、俺が貰っちゃうよ…??」

「っ……?!!!!」

「は?!
隆弥、お前何言ってんだよ?!」


言葉も出ない俺の代わりに、敬徒が言ってくれた。

「……敬徒。
うるさい…」

「は、はいっ。」

スッゲー、低い声;;
怖っっ?!!!!

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