幼なじみの二人。*+ -完-
「私は……皆さんに黙っている事があり…ます……」
もし、この事を言ったら………
「この事を言ってしまったら、この中に居る私のファンの方々を傷付ける可能性が…あります……」
「「「「光ちゃーん!!!!!
私達っ、ファンは。
ずーーーーーっと光ちゃんのファンでいるよーーーーー!!!!!!?」」」」
客席の方から、そんな声が聞こえた。。
その言葉を聞き、涙が出た。
輝が居なくなり、ずっと泣いてたから…
枯れてたと思ってた。。
でも、私の涙……枯れてなかった。。
「ぁりがと……ござぃます………」
所々消え掛けてしまった、私の声。
今の涙は、悲し涙じゃない、嬉しい時に泣く…嬉し涙だよ……。
それから、何分かに渡って、ファンの子達に、ポツリポツリと話した。。
ファンの子達は泣いている子も居たと思う。。。
最後にみんなで、輝に「帰って来い」と言う、エールを送った。。
輝は。。
この、生放送で送っている…ライブを見てくれてただろうか。。
「輝、大好きだよぉ…
戻って来てっ………。」
涙声にんなりながらも、私は最後に、輝に一言言って、このライブは幕を閉じた。