幼なじみの二人。*+ -完-
「………なぁ、姉ちゃん。」
「ん??」
光の弟、光希が光に何か言いたそうに口を開けた。
「俺さ、昨日の夜トイレで起きたんだよ。
トイレから帰って、階段登って、
すぐ左側が姉ちゃんの部屋で姉ちゃんの向かい側が俺の部屋じゃんか。」
「うん。。」
俺も、その光希が話す言葉をちゃんと聞く。
「階段登って、すぐ右が輝兄の部屋で輝兄の向かい側が燈輝じゃん??
だけどさ、燈輝が輝兄の入り口に置いてあった、アロマキャンドルっぽいの。」
「あぁ。
封切って無いアロマキャンドルな。」
「輝。
そう言うのいちいち言わなくていいから、黙ってて!」
…俺の扱いがひどい。。
もう一度、光希の話に耳を傾ける。
「で、そのキャンドルを倒して行ったわけで、
まぁ、本人気付いてなかったから、
燈輝が部屋に入って行ってから、キャンドル直しといてあげたんだッ☆」
「え。
それだけ??」
「いや、あとね。。
燈輝が部屋に入って行ってから、泣いてるっぽい声が聞こえてきたから、
泣いてたんじゃねぇーかな??」
「は??燈輝が泣いてる…?」
「もぅさ。
輝兄なら分かったんじゃねぇーの??
なんで、燈輝が出て行ったのか。。」
「えっ?!
輝、分かってんの!!」
「は?
分かんねぇーよそんなん。。」
俺が、燈輝に何したって言うんだよ…??
「・・・。
相変わらずだね、輝兄はww」
「は??」
「大ヒント。。