みずたま
今日は3学期の初日


なんでこんなに胸がキュンキュンするの??

私の前の席に座っている明日香に聞いてみた

「なんかさぁ昨日からなんだけど・・・成也さんにキュンキュンするんだよね。どうして」


「はぁ??マジで・・・それって成也さんのこと好きになったことだよ。君おかしい。」

好きになったってこと・・・おかしいって言われても。

「この気持ちってどうしたらいいわけ??」

それが1番聞きたかった

「3択だよ。1・告る2・片思い3・あきらめる。どれにする??でも冷める可能性もあるよね・・・」

あぁ~だよね

「うん。まず告らないしあきらめもしない。いつものように片思いで行きます。冷める可能性を考えるとそれが無難でイイと思う。」

いつも私の恋はこうやって終わっていく。

「またそうやって終わらせるわけ。まぁ私の恋愛じゃないからいいけど・・・自分から告白してみるのもいいと思うよ。そんな勇気ない??」


かなり徴発されてる。

「そんなの無理~告白なんて・・・」

私は1日中考えていた。
そして明日香の「またそうやって終わらせるわけ・・・」がずっとフラッシュバックしていた。考えすぎて給食もあんま食べれなかった・・・


「あの・・・そこまで悩まなくても・・・授業。ノート取れなくなるくらい悩まれても・・・」

え??私ノート取ってなかった??

「うそ??うそでしょ??」


「うそじゃないよ。先生が話しかけてもずっと空見てたよ。ノートには成也さんの名前と告白or片思いって」
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