海の欠片~奇跡が繋いだ愛~
「具合悪いの?大丈夫?」


そう健くんは心配してくれた。


「だ、大丈夫!うち人見知り激しくて…」


「なるほどね…しばらくこの席のままらしいけど、大丈夫?」


凄く心配してくれる健くん。


「た、多分平気…」


本当はすごく不安…


でも、慣れるしかなかった。


「じゃぁさ!気が楽になる為に俺と仲良くしよう!」


なんという明菜みたいな明るさだろうと思いながら答える。


「いいの…?」


「当たり前!!よろしく!」


手を差し出してきた。


私もそれに答えるように手を握る。


「よろしくね!」


意外に普通に絡めた事が嬉しかった。


そして新しい新学期が始まる。

…第一章…END
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