キス魔なキミはワケあり甘々王子様②
そう強く言ってくれた茄歩の目には
涙が
溜まっているような気がした・・。
あたしは、こんなにもいい友達も
持ったんだ・・。
あたしなんかのために・・
涙を流そうとしてくれてるくらい・・。
「茄歩・・、
あたしあきらめたくないっ!」
「うん!!その意気だよっ!!」
光は、こんなあたしを許してくれる
だろうか・・?
呆れていないかな・・?
「まずは・・、会ってくるね」
「そうだね・・。行っておいで!!」
ほんとは、不安に押しつぶされそう
だったけど、
もう逃げたくなくて・・。
一歩踏み出そうとしたときだったのに・・
なんだろう・・・。
「あのっ!!」
「「は?」」
いきなり、男の人が声をかけて
来た。