キス魔なキミはワケあり甘々王子様②
トラブルメーカー
あたしたちは、次の日には
完全に今まで通りだった。
もちろん、教室の中もね・・・。
「えぇー!?別れなかったのぉ?」
おいこらぶりっ子!!
光は優しいから見逃すけど・・
あたしは見逃したくねぇぞ!?
だけど、光はなにか変わったのかな?
「なぁ。俺と快李が別れたら・・・
どう落とし前つけてくれてたわけ?」
「えっ?それって・・もしかし・・」
「そっちじゃなくて・・痛い目にでも
あってくれんのってことだぞ?」
さすが王子様・・・恐ろしいことを
さらっと言ってしまってる。
「快李!!もしかして・・・上手くいった
の!?」
休み時間になると、
茄歩があたしのところに来てくれた。
上手くいったこと言うと、
自分のことのように喜んでくれたん
だ。
あたししって幸せものすぎる
よね・・。
「おっと・・そろそろかな・・」