君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて



「で、思った。」

───慰めもできねぇのか



「まぁ、慰められる程のことじゃなかったしね」

「この1年間、俺なりにアピールしてきたつもりだったんだけど、わかった?」


ごめん、わかんなかった。


「もしかして、、サッカーの応援来いとか、遊びに行こうとか?」

「そうだよ、気付かねぇか、、、」

頷くと、さらにうなだれる高田。

「じゃあ、仕方ないな。俺じゃダメってことだもんな、、、」

1人で納得するな。

「…高田は、早坂から何を聞いてた?」

「え?」

「早坂は、あたしのことをどんな風に言ってた?」



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