君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて



約束していた屋上へ向かう。

階段を上りながら、早坂と付き合っていたころを思い出してみた。



「付き合おうぜ」

「…いーよ」

いつものように廊下でワイワイやっていたとき、休み時間も残りわずかで皆がばらけだしたその時。

あたし達の関係が、友達から恋人になった。


帰りは、待ってて欲しいと言う早坂のために、サッカー部の練習が終わるまで学校で勉強しながら暇潰ししたり、、、


今よりシフトを入れていなかったMichiに、2人で食事に行ったり、、、


休みの日に買い物に付き合ったり、、、


結構まともな付き合いをしていた気がする。



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