君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて



あたしは、今日あったことを話し始めた。

制服を脱がされそうになったくだりになると、江口さんの目の色が変わった気がした。


「ほぉ、、、高校生のガキが、、、許せねぇな」

…なんか、殺意に近いものを感じたんだけど、大丈夫かなぁ。


「あの、、、そういえばなんでここに来てるんですか?」

「あ?あぁ、正樹から電話が来たんだよ。『あきらが泣いてるんっすけど、なんか知ってますか?!』って、めちゃくちゃ動揺してて」

…すぐに気付いた、、、


「そうでしたか、なんかすみません」

「謝るな、謝るのは俺の方だから」

…なんで?

なんでそんなに、、、



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