君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて



「あ、おはようございます。明さんはいらっしゃいますか」

「あらぁっ!え?!え!!」


驚きのあまりかほとんど会話にもならないまま、お母さんと思われる人は家の中に入っていった。


「めーいー?!」

バタバタとした雰囲気に圧倒されながら、玄関の前で明ちゃんを待つ。


「………いってきます!」

明ちゃんの声がして、玄関が開いた。


「おはようございます」

「おはよ。お迎えにあがりました」

冗談半分でSP気分。
2人で少し笑ってから、明ちゃんをMichiまで送った。



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