君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
その後は、練習場でドラムをたたいていた。
なんせ暇人。
今まで、親がかなりイイトコロに勤めた結果…というか家柄か、なんでも許される人生だった。
車もバイクも、免許が欲しいと言えば出てきたようなものだ。
ただ、俺にはそれ以外に大した物欲はなかった。
唯一反対されたのが、この、音楽の道。
「家柄に恥じない生き方をしろ」
…何度言われたことか。
それでも、やっぱり譲れない。
これからはわからないけど、今は、、、絶対に。