君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて



………甘かった。

俺がちゃんと店の中まで迎えに行けば良かったんだと…後悔しても、もう遅いのに、、、。


駐車場は、店の入り口を出てからスロープか階段を下りて、店の角を曲がったところにある。

だから、ほんの少しの死角があることを、考えていれば良かったんだ。


駐車場についたことを連絡してから、明ちゃんを待っていたが、なかなか来ない。

さすがに不思議に思って振り返ったときだった。


「助けて!」



< 223 / 344 >

この作品をシェア

pagetop