君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
「ちょっと!あたしの友達に何か用ですか!?ナンパなら他当たってください!」
美加、わざわざそんなこと言いに来たの?
いや、ありがたいけどさ。
「おっと、ごめんね」
これまた愉快そうな彼。
そして、さらに美加の背後に手を振った。
「ちょっと助けてよ」
は?こっちのセリフ…
「江口さん?!」
驚いたようにこっちにかけてきたのは、松島だった。
えぐちさん?
ってこの人?