君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて



「じゃあ、そろそろ行こっか」

少し早いけど、先に美加とのショッピングもあるから、まだ空が明るいうちに美加の家を出た。


たくさんの専門店が並ぶ大きなショッピングモールに入ると、美加はキラキラと目を輝かせた。


「明はどうする?」

「え?なんのこと?」


「めーいー、、、まさか、招待されたライブに行くのに、贈り物買わないなんて言わないわよね?…江口さんに」

「み、美加は、松島に?」

「もっちろん」

…そっかぁ、、、贈り物、するのか。



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