君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
美加が松島と帰っちゃうなら、、、
「あたしは?!」
「決まってるでしょ」
…こんな暗い中、1人なんて、、、
「江口さん」
「あぁー…って、、、え?!」
なんでここで、江口さんの名前が出てきたんだろうか、よくわからないけど。
「好きなんじゃないの?」
こそっと耳打ちをする美加に、あたしはただ肩をすくめる。
「んー、、、」
…たぶん?
「もぉ、しっかりしてよね!」