君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
「奏、今日はサンキューな」
「おー、トウマ、来たか」
あたし達が座る席の後ろのテーブル席に、トウマさんとサラさんがちょっと息を切らしながら座った。
たぶん、踊ってきたのかな?
「なんで…烈火さんが、、、」
「いや、そういう人だからだろ…trap推してるしな、あの人は前から」
なにやらあたしにはわからない会話を、トウマさんとサラさんは真剣に話していた。
「…これって、烈火さんに見られたら、、、まずいシチュエーション?」
「大丈夫だろ」
…逃亡者なの?!…違うか。