君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
「ちょっと、そこの酔っ払い!その面かしなさいよ」
店長に向かってカマ、だって?!
オネエの何が悪いわけ?!
ていうか、今それ関係なくね?!
今度は、あたしを止めにかかるスタッフ達。
でも、あたしも譲らなかった。
「客だからって威張ってんじゃないわよ!うちの店長の悪口言う奴はなァ、客でも何でもねぇんだよ!このすっとこどっこい!帰れよ、胸くそわるい…このハゲ親父が!」
あたしも散々に言いまくってしまった。
別に悪いなんて思ってないけど!
あたしは、引きずられるようにして、スタッフルームに連れられた。
ソファに座らされて、しばらくすると、店長が入ってきた。