君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
「最初に怒るよ、言葉遣いに気をつけなさい」
「………はい」
スタッフルームに入って来た店長の雰囲気は、めちゃくちゃ恐かった。
だから、怒られるのはわかってた。
「後は、、、」
「ごめんなさい!あたし、、、店長のこと知らないくせに悪口言ったあの人が許せなくて、つい…いつもの言葉遣いになって、、、」
あたしの悪いところは、誰にでも悪い口調が出てしまうこと、、、美加にも散々言われてる。
「うん、そうだね…でも、嬉しかった。ありがとう」
「え?」
「だって否定できないもの。カマと言われても、悔しくても。それをあなたが代わりに怒ってくれたじゃない…嬉しかった」