君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
「いいじゃぁん!行こうよ~、ていうか行ってくんなきゃ困る!」
「なんで」
「あたし1人で行かせる気?いいの?正樹のステージ中に、変な人に絡まれても、いいの?!」
…後で恨まれても困るしなぁ。
でも、あたしが必要なのって、松島が演奏してるときだけじゃん。
「ね、行こうよ!明が行くなら、あたしは明といるから!」
「本当かな~?」
別に1人でも、明るめなところにいれば大丈夫だし、しょうがないか、、、
「わかった、松島のステージが終わるまで、ね?」
「終わったらどうすんの?」
「あんた達の邪魔にならないところでジュースでも飲んでるよ」