君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
「よろしく頼むよ、このわんぱく娘。」
「まかせろ!」
胸を張って言い切る松島。
ちょっぴり、美加を羨ましく思う瞬間、、、こうやって、少しは優しくしてもらいたい…彼氏には。
…あぁ、それが友達との違いなのかな。
「あ!言うの忘れてたけど、今日Michi行くから!」
「は?!ホントに?」
Michiとは、あたしのバイト先のお店。
店長の名前が「道生(ミチオ)」だからなんだけどね、、、可愛いでしょ。
デザートだけ頼めるし、内装もシンプルでカフェっぽいから、実は若者にも人気のお店。
だから美加達もよく来るんだけど、、、急だな松島。