君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて



こいつは、いつまでたってもあたしのことをあきらと呼ぶ。

確かに良く間違えられるんだけどね、訂正すれば気を遣うじゃない?普通は。

わざとそう呼ぶには、理由がある、らしい。


「だってお前、マブダチじゃん?みんなと同じ呼び方しても、つまんないじゃん?」

「正樹えらいよ~!」

こら、調子に乗るからやめろ!


「俺、友達思い~」

ほら、この通りだ。
バカップルめ、、、


こいつらは、あたしがいることが当たり前になってるから、そうやって堂々とイチャイチャするんだ。

別にいいけど。
美加も松島も好きだし、親友だしね?



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