君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて



ただ今、6時を回ったあたり。

あたりはもう真っ暗で、そろそろお客様は御夕飯の来店が多くなるころ、、、


「いらっしゃいませ、、、あ、美加!」

「きゃあ!明可愛い~!制服姿似合う~!」

「はいはい、どーも。何名様ですか?」


「四名様でーす」

「松島、この子を野放しにするな。飛び付いてくるから」

「ひどぉい!」

………ん?4人?

「四名様ですね。こちらへどうぞ」


2人を案内してから、メニューと水を用意する。

「4人なの?」

「あー、うん。後からくるって」

「わかった。あ、ご注文は?」

「そろってからするよ」

「かしこまりました。ごゆっくり」



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