君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて



「そういえば、みんな注文しました?」

「明を待ってたの~!」

は?

「店長さんがね、来てくれたんだよ。もう少しで明ちゃん上げるからって」

…なぜそれを江口さんが言うのだ。

「そーですか」


「冷たいっ!明、ツンデレですみません」

「大丈夫。デレの部分はおととい見たから」

「嘘をつけ!あたしは誰にもデレた覚えはないっ」


「仲良しだねぇ、江口と明さん」

「おぉ、ジェントルマン!大嶋さん!」

あたしは、いつものごとく大嶋さんと仲良くなった。
そう、、、クラスメイトと仲良くなる感じであっさりと。

…だって誰かと違って「明さん」だし。さん付け!格差だよね~。



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