いつも傍には君が…。
クルクルとペンを回しながら
書いてあった事を
思い出しながら考えていた時…。
「お姉さま、行きましょう?
この学園に。」
「……ルビア、それ、本気なの?」
私の問いにルビアは
小さく頷いた。
小さくだけど何度も。
……まさか先に
言われちゃうとはね。
若干脱帽しながらも
私は勿論頷いた。
「良いわ、行きましょう。
いいえ…行ってやるわ。」
ルビアは私の答えを
分かっていたかのように
満面の笑みを浮かべ、
大きくしっかりと頷いた。
これが、始まり…
…そう始まり。