いつも傍には君が…。
「冷たいなぁ。」
呆気にとられている私をよそに、
彼は言葉を発する。
先程とは違う
笑っているけど…怖い。
例えるならそんな表情で。
「まぁ、いいや。
それより俺さぁ、
お腹すいたんだよねー。
……遊ぼうよぉ。」
言うと同時に彼は
パチンと指を鳴らす。
私がどういうこと、と
聞き返そうとする間もなく、
黒い塊に周りを囲まれてしまった。
この存在がなにかすぐに気付く。
…………蝙蝠だ。
気付いたと同時に
蝙蝠達は各々が
自分なりの攻撃を私にしてくる。
一匹だとなんともない攻撃だが
集まると結構痛い。