いつも傍には君が…。
過去Ⅱ

保健室



懐かしい、景色。


あまりにも幸せな時間だから
これは夢じゃ
ないんじゃないかって
信じたくなる。

学園の招待状なんかきてない。
こっちが現実。
そんな風につい思ってしまう。



お父さんもお母さんも
二人とも嬉しそうに笑ってる。



皆でテーブルを囲んで、
お母さんの淹れたお茶を
飲みながら、

今日あった、何でもない事を
話していると
その内ルビアがカップを
ひっくり返してしまって、

お父さんは「大丈夫か?」
なんて言いながらも
オロオロし出すし、

お母さんは、
呆れた顔をしながらも
布巾を持ってきて
「ルビアはドジね。」なんて
言いながらも拭いてくれる。


そんな光景が面白くって
私は思わず笑ってしまう。




それにつられるように
皆、笑いだして─…。





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