いつも傍には君が…。


私が笑っているのを見て
彼は、驚いた顔をして
何処か居心地が悪そうに
キョロキョロと
辺りを見回していた。



「ねぇ、私はどうして倒れたの?
貴方の名前は?
どうしてあそこに居たの?」



ひとしきり笑い終わると、
ゆっくりと布団から体を起こし、
彼の顔を真正面から見ながら

疑問に思っていた事を尋ねてみた。



「…教えてやる。…けれど、
お前にも聞きたい事がある。」


私の言葉を聞くと
ふっと鼻で軽く笑い、
真剣な顔付きで
こちらを見て言った。



その真剣さに圧倒されそうに
なりながらも
私はコクンと大きく頷いた。

それと同時に
彼は近くの椅子を
私の寝ているベッドまで
持ってきて、座った。



余程長くなる話なのだろうか?




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