いつも傍には君が…。


…手紙の話を
していたんだったわね。

そう、この一通で
私の運命が大きく変わった。





今日は珍しく一人で森へ行き、
戻ってきていつものように
ポストを開けて、中身を見て

いつもと違う異変に気付く。



「…あら?手紙が入ってるわ」


ちょこんと二通の手紙が
ポストの中に入っていた。

珍しい事もあるものね、と
思いながら手紙を
ポストから取り出した。


宛名を見ると私とルビア、
差出人は…「モノクロ学園」

真っ白な紙に黒い字で
書いてあるその文字は、
どこか不気味さも感じた。


聞かない名だわ、と
思いつつも内容が気になったので
ルビアが待っているだろう
家の扉を開けて
滑り込むように中に入った。




「お帰りなさい、お姉さま!」






< 6 / 48 >

この作品をシェア

pagetop