いつも傍には君が…。
予想通り中で待っていた
ルビアが嬉しそうに
こちらへ駆け出し、
思い切り抱き付いてきた。
その反動で少しよろけながらも
ただいま、と返事を返す。
「ルビア、手紙が届いていたわ。
一緒に読みましょう?」
ルビアが私から
少し離れたところで、本題を出す。
実は気になって
しょうがなかったのだ。
だって何か刺激が
欲しかったところだもの。
そんな事を考えていると
悟られたくないため、
顔には出さないが
声は若干興奮した様子だった。
それを悟られたのか
ルビアはクスクスと笑いながら
台所へ向かい、
紅茶のポットやティーカップなど
紅茶の一式を持ってきて、
机に置きながら言った。
「じゃあ、紅茶でも飲みながら
ゆっくり読みましょう、お姉さま?」